#本を書く 2.自助の精神を。
「天は自ら助くる者を助く」
他人に頼らず、自立して努力する者には天の助けがあるよ、という意味だ。
他人に期待しない。自分もその気持ちを強く持っているが、これは決して他人を見下しているとか、自分の力を過信しているというわけじゃない。
自分ができることに身体的・精神的なエネルギーを投資することが一番生産性が高いのだ。
「自分のコントロールできる部分に集中すべき。」
「You should focus on what you can control.」
自分と未来は変えられるが、他人と過去は変えられない。確かに他人や過去が自分の期待通りに、変化してくれればそれほどうれしいものはないが、過去は確実に変えられないし、他人に関しても、他人が自分の期待通り動いてくれる保証はない。
それに「期待」なんていうのは大抵の場合、抽象的なもので、大抵は「期待」に見合う具体的な変化は起こらない。
つまり、自分がコントロール可能なことに、時間と金を使うのが一番リスクが少ないのだ。
他人に仕事やお願いをしてもいい。ただ、それを他人がやってくれないケースのことも考えて動くことがリスクヘッジになる。
仕事において、「〇〇さんにやってってお願いしたのにやってくれなかったから、計画通りいきませんでした。」
プライベートにおいて、「〇〇さんがこの道に進んだ方がいいっていうから進んだのに、うまくいきませんでした!どうしてくれるんですか!」
前者においては、顧客は「知らんがな」だし、後者においては「ほんとごめん!でもどうにもできん!」となる。
自分の選択や行動の責任は、自分の責任で負うしかないのだ。
そういう厳しい現実があることを前提にすれば、いい意味で「他人に期待しない」という精神は必ず必要になる。
もちろん優秀な仲間や、自分のことを想ってくれる仲間であれば、自分の望む通りの変化を起こしてくれるかもしれないが「やってくれたらラッキー」程度の気持ちをもって、行動するのが望ましい。
自分を助けてくれるのは、本当の意味では自分しかいない。
他人に助けてもらうこともあるだろうが、それはあくまでその局面における限定的な助けで合って、今後同じような危機に陥った時にまたその人が助けてくれる保証もない。
自身で克服していくしかない。
未来の自分を助けてあげられるのは、今の自分しかいないし、
今の自分を幸か不幸か支えているのは、過去の自分でしかない。
経済的にも、精神的にも、家族からも、組織からも、個人レベルでも、自立は必ず必要になるし、自立することで結局周りの為になることも多い。
そして自立するためには、必ず自助の精神が必要になる。
だからこそ、常に自助の精神を忘れないようにしたい。
全ては未来の自分の為に、をスローガンに。