ANDOのブログ

気づきとか違和感についての独り言

能力や才能に自信がなかったから「くだらない部分」で頑張った話

大学生から社会人になってすぐ、自分の能力に自信がなかった。

まぁ今考えたらあるほうがおかしいんだけど。

 

そもそもこの会社に求められてることがわからない。(今も)

それにこたえる自信もない。(やったこともないんだから当たり前)

 

みたいな感じで兎に角自信がなかった。

 

いろいろ考えた結果、「不安になったし本でも読むか」みたいになった。

とにかく本を出せるほど優秀そうな人の考えでも拝借してその考えを元手にうまくやれるようにでもなるか、みたいな。

そこで偶然手に取った本が「速さは全てを解決する。」だ。

 

忘れたけどなんだかすごそうな経歴で頭のよさそうな人の本で、詳細はググってほしんだか要は「スピードが命。前倒ししまくれ。速くやろうとしすぎてミスっても前倒ししまくって時間が余ってるからその時間で何とかなるだろ。遅いよりいい。」みたいなパワー系の思想だった。

 

でも意外とこの本が響いて、まぁスピードも大事なのは間違いないんだけど、どっちかっていうと「やる気とか、笑顔とか、スピードとかそういう一見くだらないもの」で戦うしかねぇんだなと思った。

 

大学生くらいだとさ、ほら、オリジナリティみせたくなるんですよ。人生20年くらいしか生きてないのに、それなりにいろいろ体験してきた自負もあるもんだから「俺はこういう人間だぜ」みたいなことを前面に押し出すわけ。

 

でもまぁ当たり前だけど知識とか実績とか、若手がベテランに勝てるわけないっしょ。

そういう中で、戦うにはそういう一見くだらないことそういう部分が大事になるんちゃうかというね。

 

それでまぁそこを意識したわけですよ。

とにかく誰かから仕事を受けたら死ぬほどソッコーで取り掛かって、完成度80%でもいいからそれで仕事を投げ返して、怒られたらまたソッコーで修正して・・・みたいな。

 

そりゃまぁ?失敗もそれだけ多かったんで、上司が飲み会で自分の悪口を言ってるみたいなうわさも聞いたりしましたけどまぁ関係ないよね。

 

スピード感あって、笑顔で、やる気があれば、まぁそんなに悪い扱いは受けないわけよ。

むしろ最初はあれかもだけど仕事もだんだんと集まってくるわけ。

 

仕事が集まると、だんだん仕事の勝手もわかってくるし、何なら仕事を通じて社内の人とも仲良くなったり仲良くはなれなくてもその人の癖や傾向はわかってくるわけ。

 

んで、「あ、これもう仕事できるわ。」ってなっても、一応そういうくだらない部分で頑張ることをやめなかったわけ。

そしたらもういつの間にか頼られるようになったよ。

 

あんどうさんは爽やかだし、仕事降ったらすぐ返ってくるし、なんかはきはきしてていいよね!

って。まぁ普段の俺はその対極なんだけど。しょうがねぇジャン仕事だしっ思いながらそれを演じてたわけです。

 

たぶん自信がなくて、仕事もやだなーってなりながら仕事なんだかよくわかんないし、期限ぎりぎりまで報告も遅れて、やる気もないし、そんなに絡まないから社内の人ともそんな…って感じだったら、多分、仕事が集まってきたなかったと思うんだよね。

 

仕事が集まってこないと、もちろん勝手もわかんないし、負のループになると思う。

 

確かにいろいろ分かってきてからは、本当に仕事に大事なのは、「相手目線(マーケット感覚)」とか「想像力」ってわかってきた。

 

けどそれがわかったのも結局は仕事を大量に預かってソッコーで返すってのを膨大にやった結果なわけで、最初からそこにたどり着くことはできなかったと思うんすよ。

 

だから、「今更やる気あるキャラで行けって言われても…」みたいな人もいるかもしんないから、やる気と愛嬌は置いといて、「スピード」だけは意識してもいいんじゃないかなぁというおせっかいです。