ANDOのブログ

気づきとか違和感についての独り言

変化に気づき、理解し、肯定できる人でありたい。

10月1日の増税。それに伴い、キャッシュレス決済にポイント還元がされる。

cashless.go.jp

政府だけではない。JRのSuicaやそれ以外のサービスも、これを機に!といわんばかりに、非現金決済への還元事業を拡大している。

www.jrepoint.jp

 

例にもれず俺もその還元を受けようと今日準備をした。どうもSuicaを利用してポイントをもらうには、また新たに別サイトへの登録が必要らしいと聞いた。

そのサイトへの登録をしようとしたら、モバイルSuicaのメールアドレスとパスワードを要求された。自分のパスワードをメモしたデータにもその情報はなく、困りはてた。調べてみると、そもそも俺は、モバイルSuicaのメールアドレスやパスワードを設定していなかったらしい。俺の使っているSuicaは無記名Suicaと言って、俺のSuicaには俺の情報が紐づけられていない。まずは無記名Suicaを記名式Suicaに変更しなければなりません、ということらしい。モバイルSuicaに俺の情報を登録して、記名式にSuicaに変更した。その後、その登録された情報を用いて、ポイント還元の新サイトへの登録を行った。

 

結構、インターネット周りのことに不自由しない自分でもなかなか面倒な作業だった。

これを技術に弱い人や高齢者にできるのか?と問われれば、無理だろうなと答えると思う。

けれど、いつだって時代はものすごいスピードで変化している。自分の知らないことを調べて理解しなければ時代についていけない。日々自分が感じた違和感をできるだけ早く、一つ一つ潰していかなければ、違和感を感じるセンサーすら感度が鈍ってしまう。

違和感を感じるセンサーが壊れてしまえば立派なおじさんだ。

みんながおかしいと思っていることもおかしいとは思えなくなり、世の中が変化しても、その変化にすら気づかない。変化に対応できるできない以前の話だ。

そうはなりたくないなと思った。

 

行政や法律というのはたいてい世間の動きよりずっと遅れるものだ。

経済市場で、顧客にとってのニーズをかなえる新サービスが提案される。一般住宅を人に貸し出したりする民泊や、仮想通貨。時にそれらは既存の法律に触れるグレーなものなのかもしれない。

けれど、本当にそのサービスが市場の求めるものであれば、そのサービスはなくならない。

そして法律や行政が、そのサービスを前提とした形に変わっていく。

今回のキャッシュレスだってそうだ。政府が旗を振ってみんなに広くキャッシュレスを知らしめるということは、市場レベルでは随分前からキャッシュレスは普及していたということ。

俺らの感度が低すぎるだけで、世の中はあらゆる分野で毎日劇的に変化を遂げている。

目に映る風景は毎日変わらないだけでなにもかもが毎日変わっているのだ。

その変化を目に留めたい。できるなら、その変化の意味を理解したい。その変化を肯定したい。

年を取っても心はそうありたいと思う。