世を支配する「机上の正論」
身の丈に合った、努力や生活をしていかないと、ダメだよねっていう話。
ゲームとかでもさ、技を覚えてても、HP・MPが足らなかったら使えないじゃん?
FF9でも、ダガーは召喚魔法を最初っから覚えてるんだけど、MPが足らなくて全然使えないんだよね。
それと同じで、理論上の計算の結果、逆算とかで出した計画を、実際の生活に当てはめるのはなかなか難しい。
例えば、10日で問題集100pやろうってなった時に、100pを10日間で割ればいいから、一日10pやればいいわけじゃない?
でも、それを実際100人の受験生がチャレンジした時に、何人出来るかってなったら半分…いやもっと20人くらいだと思うんだよね。
しかも最近はそれに拍車をかけて、自己啓発本とか、「正論」に支配されてる節があって。
確かに正論って正しくて。
読めば「そうだよな」ってなるんだよ。でもそれって結局は他人の成功体験とか成功哲学だから、自分に当てはまるとは限らないんだよね。
もちろん他人の具体的な成功哲学を抽象化して、それを自分のケースに再具体化していくってしていけばいいんだろうけど、それでも結局はさっき言った「机上の逆算計画」と同じだと思うなぁ。
俺は、「机上の空論」と「正論」とを合わせて「机上の正論」っていってるんだけど、
SNSという(基本的には)テキストのみのツールを通じて、机上の正論に世の中が支配されてるような風潮を感じるから余計に気を付けないといけないなって思う。
やっぱ自分には自分のHP・MPの上限値ってあるし。
その上限値を超えて頑張ろうって、努力とか行動とかアクションを起こそうとすると、反動で気が病んじゃうんだよね。鬱になっちゃうような気もする。
身の丈に合った、スタミナの範囲で頑張っていかないとなって。
自分自身の体質とか特性って、あると思うから、なるべくそれを早く把握して、その範囲内でやっていかないと壊れちゃう。
もちろん、ここぞっていうときに一気にやる集中力も大事だと思うし、何より一回くらいは自分の上限値を超えてやってみて壊れてみないと自分の限界ってわからない。
でもそれを日常的に毎日、求められちゃうと、人っておかしくなるから。目的を見失うから。
なにより継続を前提にした努力をできないってプロとしても正しくないと思う。
一夜漬けとか短期間での追い込みって限界があるから、継続して長い目で勝ち続けるためには、身の丈に合った努力を継続してやっていく必要があるな~って思ったので備忘録として書き綴っておきます。